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環境への取り組み

イオンタウンの取り組み

環境への取り組み

イオンタウン環境方針

イオンタウンは、資源エネルギーを有効に活用し、サービスの質を高めながらも、環境への影響を最小にするショッピングセンター(SC)づくりを通じて、持続可能な社会の実現をめざします。そのため、環境方針を以下のとおり定め、あわせて、多くのお客さまとのコミュニケーションと地域貢献の履行に努めてまいります。

1.イオンタウンは、気候変動の緩和及び気候変動への適応に貢献します。
2.イオンタウンは、地球資源を保全し、循環型社会の構築をめざすため、ゼロエミッションSCを実現します。
3.イオンタウンは、生物多様性及び生態系の保護を推進します。
4.イオンタウンは、お客さまをはじめとするパートナーさまの生活環境の向上と、地域社会の発展と環境保全に貢献します。
5.イオンタウンは、環境法規制や当社が受け入れを決めた要求事項を順守します。
6.イオンタウンは、従業員全員で環境意識を高め、お客さま・パートナーさまと取り組みの輪を広げていきます。
7.イオンタウンは、この方針を当社従業員及びともに働く従業員に周知します。

環境にやさしいSCづくり
電気自動車充電器の設置推進

企業による電気自動車の使用や環境整備促進を目指す国際的なビジネスイニシアチブ「EV100」推進を目的として、電気自動車充電器を2023年8月現在20SCの駐車場に設置しています。お買い物の合間に安心して電気自動車を充電していただけます。

イオンタウン旭
イオンタウン旭
イオンタウン湖西新居
イオンタウン湖西新居
公共交通機関の利用促進

路線バスや地域のコミュニティバスなどの停留所をSC内に設置、公共交通機関でのご来店を推進し、交通渋滞の緩和や公共交通機関の利用によるCO2の削減を目指します。また、シェアサイクルのポート設置や、自動運転の実証実験への参画等、環境にやさしいご来店手段の選択肢を広げるよう努めています。

コミュニティバス(イオンタウン湖西新居)
コミュニティバス(イオンタウン湖西新居)
自動運転実証実験(イオンタウン千種)
自動運転実証実験(イオンタウン千種)
シェアサイクルポート(イオンタウンふじみ野)
シェアサイクルポート(イオンタウンふじみ野)
強化段ボール製コンテナの設置推進

SC内に強化段ボール製の当社オリジナルコンテナを設置し、出店場所の貸出しを行う新たなサービス「AEON TOWN POP-UP STORE!」を2023年7月にスタートいたしました。コンテナは90%以上再生可能な素材となっており、強度がありながらも軽量、且つ防炎加工が施されています。
「AEON TOWN POP-UP STORE!」HP

イオンタウン吉川美南
イオンタウン吉川美南
出店の様子
出店の様子
再生可能エネルギーの利用促進

イオンは、「イオン脱炭素ビジョン2050」に基づき、2040年までに国内で排出するCO2などを総量でゼロにすることを目指しています。
当社では、グループビジョンに基づき、2030年までに、すべてのショッピングセンターで使用する電力について100%再生エネルギー導入を目指し、空調運転の合理化、高効率および省エネ機器の導入、店舗屋上などへの太陽光パネル設置、LED照明の導入などを進めています。

ライトダウン前
ライトダウン後
太陽光発電設備の導入

2023年8月現在、27のSCで太陽光発電設備を屋上に設置し、施設内の電力の一部として活用しています。2022年12月にオープンしたイオンタウン旗の台においては、東京都の補助金を活用し、太陽光設備を設置いたしました。
PPA※による電力供給契約も推進しており、9SCにてPPAによる太陽光発電設備の設置をしています。将来的には、カーポートの屋根の部分に太陽光パネルを設置するソーラーカーポートの設置を検討しています。

イオンタウン旗の台
イオンタウン旗の台
イオンタウン湖南
イオンタウン湖南
エネルギー使用について

※「Power Purchase Agreement(電力販売契約)」の略で、PPA事業者が電力需要家の敷地や屋根等のスペースを借り太陽光発電システムを設置し、そこで発電した電力を電力需要家に販売する事業モデル

comment

NSC形態の特性、建物の構造を活かして、屋根上への太陽光発電設備の導入を拡大しており、2023年度中には当社の全SCの約3分の1に相当する50SCへ太陽光発電設備の導入を完了させるべく取組みを進めています。また、2023年度の新たな取り組みとして、平面駐車場へのソーラーカーポートの導入やサイクルポートの屋根にソーラーパネルを設置するなど、更なる脱炭素化を進めています。今後も脱炭素に関わる技術革新が進むと考えられることから、積極的に新たな施策を取り入れ、従来の省エネ推進と併せ将来的にはSCで使用する電力すべてを地産地消の再生可能エネルギーで賄うことを目指します。

営業管理部長
渡部 丈二

営業管理部長 渡部 丈二

イオンタウンの植樹活動

1991年より、新しいSCがオープンする際、緑あふれるSCを目指して、その地域に自生する樹木の苗木をお客さまと植樹しており、2023年2月末現在、グループの累計植樹本数は約1,255万本に達しています。その土地に自生する樹種を中心に植樹することで、地域に根ざした森を育てていくことを目指しています。また、イオン環境財団と連携し、地域に桜の木を寄贈して新たな桜の名所をつくる取り組みを実施しています。
最近開催された「イオン ふるさとの森づくり」植樹祭を紹介する短編動画はこちらからご覧いただけます。
イオン ふるさとの森づくり 植樹祭動画 | イオン株式会社

イオンふるさとの森づくり植樹祭(イオンタウン湖西新居)
イオンふるさとの森づくり植樹祭(イオンタウン湖西新居)
生物多様性の保全

植樹から年数が経過した森を有するSCでは、いきもの調査を実施しています。鳥・昆虫・植物など、様々ないきものを撮影・投稿し、いつ、どんないきものが、どの森にいたかを確認することで、森の豊かさや生態系としての機能、生物多様性価値などを学んでいます。グループでの累計調査数はのべ101店舗、1,318種ものいきものが見つかりました。

いきもの調査(イオンタウン四日市泊)
いきもの調査(イオンタウン四日市泊)
comment

私自身これまで国内、海外あわせて50カ所以上で植樹活動を行っていますが、木を植えることは、世界共通で命の大切さと、将来の楽しみという、人間の生物的な本能を活性化してくれる活動であると感じます。イオンタウンおゆみ野の開店時に息子と一緒に参加した植樹祭では、地域の方々と息子と植樹本数を競争しながら楽しく過ごした思い出があります。マレーシア勤務時代には、イオンふるさとの森づくり1号店であるジャスコマラッカ店(現イオンマラッカSC)の立派な樹木をみて、感動した記憶があります。今後も植樹活動には積極的に参加しつつ、SCづくりを通して、「植樹活動と生物多様性の保全」で地域貢献に寄与したいと思います。

建設企画部長
小野 忍

建設企画部長 小野 忍

地元産木材・環境配慮型資材の活用

地域産材を活用し、地元の木のやさしさに触れ、地域に溶け込むSCとしてお客さまへ心地よい場の提供に努めています。また、環境配慮型資材を活用し、限られた森林資源を有効活用しています。

イオンタウン桑名新西方
イオンタウン桑名新西方
イオンタウン能代
イオンタウン能代
環境配慮型商品出荷証明書
環境配慮型商品出荷証明書
地域の木材を使用したS C 開発事例
イオンタウン旗の台(東京都)2022年12月開店

多摩産材等の天然木を屋外軒天井に使用し、森林の適切な整備や山村をはじめとする地域経済の活性化など、東京の健全な森づくりに貢献します。東京都では多摩産材をはじめとする国産木材の積極的な利用拡大が促進されており、当SCも木質化支援事業の補助金を受けています。また、当SCは、館内複数箇所に自動灌水システムを備えた壁面緑化を施しており、植物が長く育つことができるよう効率よく水や養分を供給することができます。木材や緑を効果的に活用しつつ、太陽光発電設備の屋上導入やCO2フリー電気の活用により、使用電力の100%を再生可能エネルギーでまかない、サステナブル社会の実現を目指します。

イオンタウン旗の台(東京都)2022年12月開店
イオンタウン旗の台(東京都)2022年12月開店
comment

街に必要な機能・価値を提供して街の一部として地域に受け入れていただくことを念頭に計画を進めました。駅前・商店街・大学病院通りという立地で近隣に木や緑が少なく、休憩する場所が無い環境だと感じましたので、パブリックスペースとして敷地内を通り抜けられる貫通路や2階にはテラスを設け、居心地よく使っていただくために木や緑を多く配置しました。特に2階のテラスは駅や線路を見下ろすことが出来、お子さま連れのご家族を始め多くの方に憩いの場として利用いただいております。都市部の施設で木や緑を多く取り入れることは大きな意味があると感じており、視覚的な癒しやヒートアイランド対策等につながることを期待しています。

開発計画部長
村松 聡

開発計画部長 村松 聡

水資源の取り組み

節水型設備を導入し、建物形状等に応じて雨水及び井水、再生水などを利用しています。
また、ご出店いただいている専門店さまにも協力を要請し節水に取り組んでいます。

水資源の取り組み
プラスチックの削減について

イオングループにおいては、2020年9月に「イオンプラスチック利用方針」を掲げています。当社では全S Cで飲食系専門店におけるプラスチック製ストローの提供を終了しました。カトラリーも同様に、繰り返し利用ができる素材または環境配慮素材への変更を専門店さまに依頼しています。

プラスチックの削減について
参照:https://www.aeon.info/sustainability/plastic/
eco検定取得推進

環境保護に対する意識の向上および取り組みの推進を目指し、全社員にeco検定の取得を奨励しています。2022年度は対象者の66%にあたる35名が合格し、2023年8月現在、104名が検定を取得しております。社員の自主的な行動を促す一助となっています。